エレベーターに閉じ込められちゃった。

今日の収録は、
使い慣れない日本語を連発。


受勲綬章
桐花大綬章
旭日中綬章

元の文章は英語だったので、
どんな賞なのか、さっぱり。
日本語に訳してみて、
なるほどぉ・・・。


そんな文章を頭に入れながら
いざ、市役所へ。


いつもの様に
エレベーターに乗ったの。

地下1階から、地上1階へ。

ところが・・・

1階に着いた途端に
私を乗せたエレベーターの箱が
ガタガタと大きな音を立てて揺れ
扉も開かずに
気が付いたら地下2階へ向かって
下がってる。

えっ！
何が起きたの？？？

心臓がバクバク。

で、地下2階に付いたとたん、
また、ガタガタと大きな音と共に揺れて
扉も開く事無く、
今度はまた、上昇。

思わず、エレベータのボタンの下にある
小さな扉を開けて
万が一に備えて外との連絡方法を確認。
電気が切れちゃう前に
確認しておかないと、真っ暗になったら
どうにも出来ないもの・・・。

そうこうしている内に、
上昇したり下降したりを
勝手に繰り返した。

本当に怖くて、
心の蔵が破裂しそう。
閉所恐怖症でなくて良かったよ。
その代わり、
他の発作が出そうで・・・
恐怖。

市役所のエレベータって、
どちらかと言うと小さいので
揺れがもろに体に響いたの。

それも、乗っていたのは、私、独り。

誰も気が付いてくれなかったら・・・
電気が切れちゃったら・・・
長時間、閉じ込められたら・・・
お手洗いに行きたくなったら・・・
などなど、心配は募るばかり。


でも、おたおたしてても仕方が無い、
少し様子を見て、動きが止まった時に
開くのボタンを押したら
扉が開いてくれて
地下2階で下車。

市役所の地下駐車場から上までは
直接の階段が無いので
隣の図書館のエレベータで地上に上がった。

図書館のエレベータが壊れてたら・・・と思うと
乗るのにすごく勇気が要ったよ。

で、市役所の受付の方に話したら、
「あら、乗っちゃったの？
今日は2台のうちの片方が壊れてるのよ
張り紙を付ける様にしなくちゃね。」って。

あのねぇ・・・。
乗っちゃいましたよ。ハイ。


おかげで収録はボロボロ。
あまりの恐怖に私もボロボロ。
収録の後の歯医者もキャンセルして
落ち着くまで家で過ごしました。


テレビのニュースで
エレベーターに閉じ込められたって話を
聞いたことがあったけど、
まさか、自分に起こるなんって。

それも、この町に
数台しかないエレベーターでねぇ･･･。