先日、知り合いの方とお話をしていた。
普段、あまりこういった事を
ブログには書かないようにしているのだけど、
一緒にいた方の承諾を取ってあるので、
今日は書くことにしますね。
その方は、アメリカって障害者への配慮が
きちんとしていて、すばらしいと思うと感心していた。
勿論、アメリカには駄目な部分も沢山あるけど。
日本では、障害者用の駐車場は増えてきてはいるものの、
暗くなってきたから、とか、寒いから、
お店の入り口に近くて便利だからという理由で
健常者がそのスペースを利用している事が多いと言うのである。
私は日本でも警察が注意するなり、捕まえるなりするのかと思っていた。
だって、アメリカでは、罰金だもの。
確か、80ドルとか、100ドル近いとおもったよ、罰金。
勿論、罰金があるから障害者用に止めないとうのは
理由がずれているけど、
それくらいの取締りをするべきだし、
それを守れない人が同じ日本人として、
多くいるにも驚いた。
彼女曰くは、身内に車椅子の方がいて
大変、苦労されているらしい。
障害者用の駐車場は、車椅子の出し入れがしやすいように
車間が広く取ってある。
だから、たまたま、他の場所が空いているからと言って、
障害者のスペースを健常者が使用してしまうと、
後から入ってきた車椅子の方は、
大変な思いをするということになる。
また、日本では、エレベータなどでも、
車椅子を押しのけて乗ろうとする人が多いそうで、
アメリカでは、きちんと、優先してくれて
車椅子の人たちが、必要以上に
障害者と言う事を感じなくて済む。
実は、この話を聞いて、
涙が止まらなくなっちゃった。
だって、そんなこともきちんとできない
非常識な人が入る事を
とても恥ずかしいと思ったから。
勿論、障害者のマナーと言う面でも
問題があるときは無いとは思わない。
それに、中にはサポートされるのを
障害者だからと言って馬鹿にするなと
怒る人もいるであろう。
だから、何かを特別にする必要はない。
目の見えない人の腕を、親切だろうと思い
突然に掴んではいけないのと同じように、
大丈夫かどうかを、遠くで見ててあげる。
そして、手助けが必要なら
そっと、声を掛けてあげる。
断られたら、それまでの事。
お願いしますと言われたら
出来る限り、手伝う事。
日本では、声を掛けると言うのは
アメリカほど、習慣が無く
勇気がいるのだと思う。
だから、特別な事をやろうと言ってるのではない、
せめて、
出来る事からやろうよ。
障害者のスペースには
どんな自分勝手な理由があろうと
健全者は車を止めない。
これって、当たり前の事。
他人への思いやり&譲り合い。
日本人が昔から大切にしてきた事。
出来る範囲でいいから、
自分の身近な事で良いから、
世の中の常識、
(自分の、自分だけの常識ではなく)
見直してゆこうよ。
いけない事は、いけないんだよ。
他人へのやさしさがなくなっちゃったら
人間としての誇りも
なくなっちゃうよ。
自分勝手な理由は
理由にはならないよ、ね。
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