頭の中

最近、入ってきたお仕事に
貿易関係の通訳があった。

日本で働いていたときに
海外事業部にいたため
貿易用語を使っていたのだが
ここ10年以上、
頭の中の引き出しの奥深くにしまったまま
すっかりと忘れていた。

でも、不思議なことに
書類を受け取って内容確認をすると
昔使ってた言葉が思い出された。

へ～、まだ、覚えてたんだぁ・・・と
自分でも驚き。

人間の頭って凄いねぇ。
小さいころ覚えた、たとえば九九、
毎日使わなくっても
やっぱり覚えてるし、
12年間も毎日のように唱えたお祈りの言葉も
25年間使わなくても
不思議な事に
口からすべるように出てくる。

ほら、イロハの50音とか
春の七草とか・・・
使わないのに知ってるものね。

きっと、小さいころに覚えたことって
頭のどこかにしまってあるんだね。

だが、ここで問題に気が付いてしまった。

最近は新しい事が
頭の引き出しに入らないのである。
入れたつもりが
入ってないことが多く
肝心な時に思い出せない。

本当に頭の中って
どういう優先順位で働いているのだろう？

不思議です。